へたれCGI講座



2:パスとかパーミッションとか編

 さてさて、ちょっと知識が付いてきたような気(ほんと気だけ)がするはなですこんにちは。
今回は意味のわからん(パスは大体わかるんですが)パスとパーミッションについてです。

■パスとは?■
 簡単に言ってしまえばファイルのある場所です。いやほんとに簡単すぎですが。
パスには相対パスと呼ばれるものと絶対(フル)パスと呼ばれるものの二種類あります。

■で相対パスと絶対(フル)パスの違いって?■
 たとえばファイルをお手紙だとしましょう。あなたはチャレンジ学校普通科3年1組
(あくまで例えですよ)の生徒です。 あなたは友達から、「私、2組の○○くんが好きなの。
手紙(これがファイルにあたります)を渡してきてくれない?」と頼まれたとします。
 この場合「2組の○○くん」が相対パスに当たります。 つまり学校、科、学年が省略されてるわけですね。
では友達が違う学校だとしましょう(別に同じ学校でもいいんですが)。「私、チャレンジ学校普通科3年2組の○○くんが好きなの。以下略」と言われた場合、 「チャレンジ学校普通科3年2組の○○くん」が絶対(フル)パスに当たるわけです。つまり属性(って言っていいのかな?)をぜーんぶ言っちゃうのが絶対(フル)パスです。

 一見「なぁんだ、そんな簡単なことかぁ」と思いがちですがあなどってはいけません。
このパスを間違えると大変なことになります。
 だってよく考えてみてください。あなたが友人からの言葉を聞き間違えて、違うクラスの
同姓同名の人に手紙を渡してしまったら………。
良くて友達の怒りを買い、最悪人間関係はボロボロです。
たかが手紙の渡し場所、と思いがちですが、人間関係を大切にするには間違えてはいけま
せん。だって間違えちゃったらお友達の恋は絶対に成立しないのですから。
※実際の表記方法については別途表記します。
↓-----追記-----↓(02.12.12)
今回の説明では「ファイル」という表現を使いましたが、ディレクトリ(フォルダ)にも、もちろん
パスはあります。
↑-----追記終了-----↑


■パーミッションとは?■
 パーミッションとは「許可権」のことです。呼び出し、書き込み、実行の3種類があります。
たとえば、表示させるだけのファイルを見てる人に勝手に書き換えらたら困りますよね。
 だから前もって「このファイルは見るだけ!」とか「管理人は書き込めるけど他の人は書き
込んじゃだめ!」とかの設定を行うのです。

恐らくこのページを見ている方は、CGIを設置してみようかなと(ちらっとでも)思っている方
だと思いますが、そのような方ならプロバイダやサンプルを置いてあるサイトさんで
「パーミッションは705で…」とか「パーミッションはrwx---r-xで…」などの記述を見たことが
あると思います。これがパーミッション設定の指示というわけです。

 まず「rwx---r-x」などの記述についてです。
最初の3つの字が「オーナー(つまりあなた自身)、次の3つが「グループ」、最後の3つが
「その他(見に来る人)にあたります。
字の内容は
「r」:読み込み(呼び出し)(Read)
「w」:書き込み(Write)
「x」:実行(eXecute)
「-」:不可の意味です。
つまり最初の「rwx---r-x」だと、「オーナーは読み込み(呼び出し)、書き込み、実行全て可、
グループは全て不可、その他は読み込みと実行が可」という意味になりますね。

↓-----追記-----↓
※グループとは

同一サーバを利用している他のユーザーのことらしいです。
つまりレンタルサーバーの場合、赤の他人ですね^^;
その他と一緒に考えてしまっていいかも…。
ん?でもその他と一緒に考えるわりにグループは不可になってる設定も
多いような…??? わかる方、ご一報ください…(よっ!へたれっ!)。
↑------追記終了-----↑
↓-----再追記-----↓
(02.12.12)
 グループは、UNIXとかLinuxのユーザになる(注)と、どのグループになるか設定されるそう です。 つまり、皆さんもレンタルWebサーバを利用した時点で、グループの一人になってい るのです。レンタルサーバーを借りている方は、どこかのグループに属してることになります。

 グループに対するファイル属性というのは、そのファイルやフォルダのオーナー(あなた)と 同じグループに属している人たちに対してということだと思われます。
ですから、0にするというのは、同じグループの人たちも要するに赤の他人でその他に含ま れちゃうから、設定する必要がないみたいです(あくまで個人で借りるレンタルサーバーの場合。会社などの自サーバーだとまた別でしょう)。

(注)UNIXとかLinuxは、もともと大人数で一台のマシンを使うように作れたOSらしいです。 逆にWindowは個人志向(?)。 サーバーでUNIX、Linuxが多いのはそのせいだと思われます(セキュリティ関係の問題などもあるでしょうが)。
大体のサーバーは大人数で使いますもんね。
↑-----再追記終了-----↑


 次は数字表記の「705」などの記述についてです。
これも同じく最初の数字がオーナー、次の数字がグループ、最後の数字がその他(見に来
る人)にあたります。
数字の内容は、
 「7」:読み込み(呼び出し)、書き込み、実行全て可
 「6」:読み込み(呼び出し)、書き込みのみ可
 「5」:読み込み(呼び出し)、実行のみ可
 「4」:読み込み(呼び出し)のみ可
 「3」:書き込み、実行のみ可
 「2」:書き込みのみ可
 「1」:実行のみ可
 「0」:全て不可
となります。ただこのあたりはFFFTPを使うとチェックボックスでできてしまいます。
 Telnetで設定される方は、じゃわ@中澤重人様のサイト、 「CGI-Station」の「CGI設置
の仕方」をご覧になると詳しくていいと思います。
↓-----追記-----↓
※数字についての補足

上記にも少々追加したのですが1〜3が抜けておりました。
じつはこの数字、8進数だったのですね。
 ※8進数とは0〜7までの8個の数字を使う表記法。普段私たちが使っているのは
   0〜9までの10個を使う10進数です。
オーナー グループ その他
呼び出し
書き込み
実行

 上記の表のように定められており、必要な項目を縦に計算して出た答えが
当てはまる数字となるわけです。まぁ計算的にあってるので最初の書き方でもあながち
間違いではないんですが(負け惜しみ)。
↑-----追記終了-----↑


 で実際どのファイルがどれにあたるかですが…。 一般的にはCGIファイルは755か705、ログファイルは666か606、その他(.htmlや画像ファイル、.plなど)は644か604だそうです。
しかし、サンプル配布先やプロバイダによって違う場合もありますので確認の上、その説明に従ってください。
このパーミッションの設定間違いでサーバーエラーになる場合も多いそうです。

↓-----追記-----↓(02.12.12)
 その他(.htmlや画像ファイル、.plなど)が644か604というのは、オーナーはもちろん読み込 みと書き込みで「6」。 実行がないのは、プログラムじゃないので実行する必要がないから です。「その他」が「4」なのは、読み込みだけでファイルは読めるから。でも、それはファイル の場合に限ります。
 ちなみに、先ほども記述しましたがディレクトリにもパーミッションは存在します。
このページのURLを見てください。「http://ojarun.s18.xrea.com/C-CGI/c2.htm」
このURLの場合、/で区切られた部分はディレクトリを示していますよね?
ディレクトリを開く(実行)して、読む(読み込み)でディレクトリ(たとえばC-CGIフォルダ)の「その他」は「5」になるのです。
↑-----追記終了-----↑


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